『……あ……や……か  ………彩夏』









ん………?










目を開けてみると外は暗くなっていて春樹が帰ってきていた。









熱い……
熱でもあるのかな‥?









それに呼吸もしずらい










『……春樹……』













『…彩夏、寝ていたけど、大丈夫か?』














『…大丈夫。 それよりごめんね。 仕事休んだのに何もできなくて……………』














『具合が悪かったんだからそんなこと気にするな。 聴診するから起き上がれる?』












そう言って私の顔をそっと撫でてくれる。













『……………………やっ 怖い』













聴診されて音が悪かったらまた病院に連れていかれるかもしれない。















『……怖くないよ、大丈夫 こっちにおいで』












そう言って微笑んで手招きする春樹…………。