強引なのも君なら許せる

ジャバッッ

「はあああああああ…。」
大きくため息をつく。
気持ち悪いのは、顔を洗っても一向に良くならない。

やっぱり、男子キライ…。

中学の1年までは普通くらいだった。だけど…


『お前――――――ろ!!?』


ズキンッッ
「…っ!」
頭が痛い。
まるで焦げ付いて急に途切れた電線のように、熱く、掠める。

(…まだ、引きずってるなんて…。)



傑は特別、昔からの仲だし…、

私を優しく受け止めてくれた…………。



ジャバ―――――という音で引き戻される。
水が出しっぱなし。…でも、なんか蛇口捻る元気ないな…。











「・・・風紀委員がだしっぱっていいんだ…。」