強引なのも君なら許せる

ーーー

「――ああ良かった、なんとか間に合ったね、傑。」
そしてごめん。と念じながら、傑に話しかけた。
「いいよ、別に。りーと一緒に居たかっただけだから。」
「!?」
(また此奴は堂々とこっぱずかしいことを…!///)



と、靴箱の方から声がした。
「おはよおー莉那、遅かったねってあああ秋谷くんんんん!?///」
咲…なんか気づくのワンテンポ遅くないっすか?


     ・   ・・
「ああ、今門で偶然広田と会ったんだ。」
      ・・・
「そうなの。秋谷君も遅いのめずらしいね!」
私も傑、秋谷君の言葉に重ねる。




…そう、そういう事にしとかなくては。




キーンコーンカーンコーン…






「HR始めるぞー。」
先生の声が教室に響いた。