雲のない青空


いつもの公園。


何も変わらず空と木があたしを迎えてくれる。


そして後ろのベンチには同じ年くらいの男の子がきている。


もちろん知り合いじゃない。


顔だって知らない。


男の子はいつも寝てるからあたしのことも知らないと思うけど。


時間帯はいつも同じだけど文化祭までは来るのが遅かった。


いつしかみた空はまだ、綾瀬と両思いだったのかな。


ひとりでいると思い出しちゃってだめだ。


忘れるのに。


だからといってこのまま好きでいるのも怖かった。


“俺はよりを戻すことは絶対にしない。”


綾瀬がいつしか言ってた。


あたしと綾瀬は付き合ってはなかったけど


もう一度あたしのことを好きになってくれることはない。


「…うっ。」


考えてたら涙がでてきた。


恋って幸せだけだと思ってた。


何が辛いの?苦しいの?


ずっとそう思ってた。


でもそれは叶わない恋っていうことがわかってたから片思いでいいと思ってたから。


だけどやっとわかったよ。


どうしようもなく苦しいて辛いってこと。


あたしは綾瀬のことを好きになってはいけなかったのかな。


「…ごめんね。」


好きになってごめんね。


あたしは泣き止むことができなかった。


後ろのベンチにいる彼に起きたらバレる思って


涙をふくけどそれと同時に大粒の涙もでてくる。


それからあたしは泣き止むまでずっと公園にいた。