「文化祭の実行委員、やってくれる人ー」


「はいっ!」
「はーい」
 

同時にあたしと綾瀬が手を挙げた。


「他にいないかー?」


誰も立候補しようとする人はいない。


「よし、じゃあ綾瀬と羽鳥で決まり。
よろしくな。はい、みんな拍手ー。」


そして、あたしと綾瀬は拍手につつまれた。