俺は家に帰り、家族とは目も合わせずすぐに自分の部屋に戻ろうとした。
だけどそれは父によって止められてしまった。
「幸人。」
「何?」
今更なんだよ。
いつもは俺の存在じたい無視するくせに。
「幸人…お前はばあちゃんの家に住め。
学校も転校して水白高校に行け。」
俺の存在が邪魔だからってばあちゃんに押しつけるのか?
でも、こんな家族と離れられるなら嬉しいのかもしれない。
「うん、いつ?」
「来月に水白高校にいって先生と話してこい。
引っ越しも同じ。荷物は送っとく。」
「わかった」
ばあちゃんの家は俺がいつも行っている公園の近く。
そしたら毎日、電車にのらなくても行けるんじゃん。

