あれから2年がたち高校三年生になっていた。

高校三年生の夏休み。
起きてはいけないことが起きてしまった。

私は、今日開催される花火大会に向けて準備を進めていた時だった。

舞から一件のメールが届いた。
見てみると、

梓〜
ごめんね〜。
今日の花火大会、優太と行くことになっちゃった。
良かったら四人で行かない??

舞より


舞〜
いいよー
時間は何時?
6時半でいいの?


梓〜
うん
6時半ね!
急に決めちゃってごめんね!!
んじゃ、あとでねー!


そんなやりとりをしていると、
健太から、メールが来ていた。

梓へ
今日のお祭りで話したいことがある、
だから、お祭り絶対来てくれ!

健太より

なんのことだろうと思いながら、
私は集合場所の丘までいった。

そこに3人はいた。

そして、花火の打ち上げが始まり、中盤になって、健太が私に話があるからあっち行こうと言って人、けのない場所に連れてこられた。


「話って何?」

「あのさ、俺たち別れよう。」

「え?うそだよね?」

「ごめん。」

「なんで?」

「飽きたんだ。まじごめん」

「え…………」

その場から健太は走ってどこかに行ってしまった、私はその場にうずくまるように泣いていた。

(なんで、別れなきゃならないの。私の何が悪かったの!ねぇ?)