今日から始まる高校生活!

「がんばるぞ!」

私の名前は、斎藤 梓。
今日から、ここ、私立高校に通うことになった。高校一年生。

いつものように母親に起こされ、入学式に向かっていた途中に誰かとぶつかった。
「大丈夫?」声のするほうを見ると、
私と同じ制服だった。
「大丈夫」というと、その人は「よかった」って言ってそのまま体育館へと、消えていった。

その後、入学式が始まった。
校長の長い話が始まり、先生方の紹介が始まった。
長い入学式は、おわり教室に向かっていたら、中学から一緒の友達、佐藤 舞にあった。
舞は、ロングで清楚系の子で、おとなしそうで面白い子だ。
そんな舞は、私のことを一番に大切に思ってくれる友達だ。

「梓〜、はやく〜はやく〜ホームルーム始まっちゃうよ!」
「舞〜、ごめ〜ん道に迷っててさ〜(笑)うちの席どこ?」
「梓の席私の前だよ!!窓側の後ろから二番目!」
「おお〜!舞と席近いの?うれしい!となりは?」
「私の隣はね、優太だよ〜!梓の席のとなり転校生らしいよ!!」
「えっ!まじで!?かっこいいのかなー?」
「え〜。これからホームルームを始めます。今年一年君たちの担任を持つことになりました。石田 拓人です。よろしく!」
(((よろしくおねがいしまーす)))
「次に転校生を紹介します。どうぞ入ってきて!」
((ガラガラ))
(((ざわざわ)))

「え〜、自己紹介してもらえるかな。」
「はい。この春からこの学校に通うことになりました。相澤 健太です。よろしくおねがいします。」
「相澤くんは、斎藤さんの横の席ね。」
「はい。」
((スタスタ))
((ガタッ))

「斉藤さんよろしくね!今日の朝会った子だよね?」
「よろしくね!あっ!うん。」
(やっぱりか、どっかで見たことあるなと思ったら、朝会った人だ!!)

こうして平凡な一日が楽しい一日へと変わっていった。