あたし橘日向 《たちばなひなた》


変わらない毎日


変わらない景色に


うーんざりしてるとこ。

そんなこと考えてタバコに火をつけた。



いつからだろうあたしの
生活に光がなくなったのは。


「ちょっと〜日向きいてんの?」


そんなこと考えてると
隣にいた魅麗が声をかけてきた。

あぁ魅麗って誰かって?


さいとうみれい
あたしの親友。


「あーなんか毎日つまんないなーって」


あたしがそーゆーと魅麗は
少し考えたうえで
なにか思いついたみたい。


「日向さ、恋してないからだよ
恋したら人生変わるよ!」

そーいいながら目をキラキラさせてきた。


こいつは恋大好きだななーんて
思いながら恋について考えた。


恋なんて周りの奴が
めんどくさいって言ってるから興味も
なかった。


「恋なんてめんどくさい」

そう答えたあたしに
魅麗は
聞こえるか
聞こえないかの声で
日向もったいないなって
呟いた。









魅麗と解散して
家に帰り
こん時流行ったmixiを
開いた。




友達申請きてたから
てきとーに承認した。



あたしはこんとき気づかなかったんだ。
これがトラウマの始まりに
なるとゆうことを。

しばらくたって
携帯をみると



新着メッセージが
一件あります



そう表示されていた。