堕天使様との365日

「ルシファー、やはりその名前が悪いのだろうか。
お前の数多い悪戯には呆れ過ぎ、怒り過ぎで
もう説教もし飽きた。」

大天使は大きく深呼吸を一回すると
ルシファーの目をじっと見つめた。

「なん…だよ。」

たじろぐルシファーに大天使は
無邪気の少年のような笑顔を見せ、口を開く。

「お前には人間界に堕ちてもらう。」

「はっ?!それなら地獄の方がまだマシだ!」

ルシファーは目を見開き今日一番の大きな声で
大天使に反抗する。

「地獄に行った所で、お前は反省などしないだろう。
だからお前には、地獄よりも苦しい人間界で修行してもらう。」

にっこりと大天使は笑顔のまま言葉を紡ぐ。

「人間界は穢ればかりではない。中には優しい者もいる。
その様な優しい者を見習い、勉強してくればいい。」