十兵衛は探索方の最高責任者に任され犬鳴衆と接触する事にした。

有名な心霊スポット犬鳴峠の近くに生息する犬鳴衆を訪ねるのは、なかなか度胸がいったが藩のため…ビビってる心を誤魔化し到着。
犬鳴衆の頭(かしら)は、そんな十兵衛に

「我々の力が家名存続に役立つのであれば、断る理由などありますまい」

と申し出た。

こうして黒田家存続を賭けて忍集団犬鳴衆は時代の暗部に暗躍する事となった。