くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

「まぁそんな訳だし…今回は、かなり厳しい任務…さらに輪をかけて不安なのは、この者達しか忍がおらんって現実…」

十兵衛ってば思いの他悲観的なんで家族も暗くなる。

「今生の別れになるやも知れぬ…」

十兵衛が深刻そうに語るのを眉1つ動かさず聞き入る家族達…

「何深刻ぶっとぉと?危ない事するのあたし達やん…あ、それとおばちゃん」

礼儀を知らない狭霧は思ってる事をそのまま口にする女…

突然おばちゃん呼ばわりされた奥方は

「何ですか?」

さて狭霧は何って言うつもり?