くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

「興奮剤注入〜」

白雪は何故か楽しそう。

白雪の頭の中は、別に朧を起こす事なんて考えて無い。

要は自分が調合した薬の成果を知りたいだけ

「朧は、絶好の実験台ね」

白雪が朧と仲いい理由って…実は、それらしい

朧の腕に興奮剤を注入し終わった白雪は、ニコニコしながら

「朧早く起きんかな?ウキウキ」

そんな事しよったら

"ガラガラガラ〜"

いきなり襖が開いて殺気立った狭霧が

「白雪ぃ朧やら放っとき!おかげであたしまで朝メシ食えんやん」

メシの事になると人間変わる狭霧…

「わ、解ったわよ」

仕方なしに白雪は、立ち上がり朧を見捨てて朝メシ食いに行った。