3人は何をとち狂ったか、かくれんぼして時間潰す事にした。

最初の鬼は狭霧

この時点で終わった。

なぜなら狭霧は腹が減るような事を積極的にする女じゃない

懐から携帯電話を取り出し

「あ、もしもし今日からお世話になるくの一ですけどぉ今日の夕食何ですか?」

電話の向こうの声は呆れたように

「もつ鍋ですけど…」

「え~家老って高級取りでしょう?もうちょっと凄いの食わんと?」

この時代の福岡藩は長距離の参勤交代と長崎警備で財政逼迫中…倹約が密かなブームだったが、そんなの狭霧が知る訳無かった。