くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

狭霧を先頭に深雪、十兵衛、馬の順番で里を目指してトコトコ歩く。

「深雪殿、あの狭霧とか申す娘は何者か?」

かなり頭弱そうだし、まさか忍の訳無いだろうとタカをくくってたら

「うちでは、一番若い忍ですよ」

ガーン…あれが…

「根は悪い子じゃ無いんですけど…」

いや、かなりタチ悪いぞ

「あの子は、やれば出来る子なんですけど…注意力散漫って言うか、好き嫌いが激しいって言うか…早い話が落ちこぼれなんですけどね」

ワシが頼りにしてる犬鳴衆…ここまで人材難なのか?