「ちょっとちょっと狭霧ぃ〜まがりなりにも私は殿を守る側の人間よ。ゴロツキさん達にそんな事言えるわけ無いやん」

まぁ予想通りの答えだけど…

「あのねぇあたしら黒田家から客人扱いすらされとらんとよ。死んだらそれまで…そんな大藩のくせしてケチ臭い連中に忠誠誓ってどうすると?」

「それは、そうだけど…仕方ないやん。私らそういう運命なんよ」

「運命なんかに縛られてどうすんの?あたしは、あたしらしくいたいだけ!アンタや朧より家名を重んじる黒田家に何を遠慮せなイカんと!」

あたしと白雪のやり取りをゴロツキ達固唾を飲んで見守ってる。