「敵は、この宿におる。守りも固めとろうけん正面から攻めても勝ち目無し…ならいっそのこと旅籠まるごと焼く?」

一番簡単な方法で火攻めを提案した。

「そりゃダメだわ狭霧様…火つけは死罪ですぜ」

あらら…つまらん事心配しよる

「んじゃどうすると?敵は同じ宿におるが部屋が解らん。解ったとして勝ち目無い」

一同また暗い顔する。

「ならまた索敵行って来ぃ。殿様なら見張りがおるやろ?屋根裏使って敵の本陣に一気に突入よ」

まぁ問題は普段畑仕事しよるコイツらが音立てんで屋根裏動けるかな?