くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

「んで俺らどうしたらいい?」

不安一杯のゴロツキ

「アンタら今日の昼に襲撃する予定やったっちゃろ?」

あたしの説明を聞いてゴロツキ一同、簡単に情報を漏らした文治を睨む。

「多分向こうは、アンタらナメきっとるよ。もう手出ししきらんってね。でも遠からずこっち来るっちゃけん旅籠で分宿して人数減ったトコ狙えば?」

ゴロツキの顔に光明が差した。

「なるほど…大名行列の大所帯ともなりゃ大半は寺とかに寝泊まりするわな…まともに宿とるヤツなんざ少人数…夜襲って訳か」

はい、よく出来ました。