くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

「嘘ぉ〜情報仕入れたの私だけやないと?」

イカん…白雪が喋るたんびに酒臭い息が

「ここにおる文治が一味なの!コイツからあらかた情報は手に入れとるっタイ!今頃朧達が殿と合流しとるけん襲撃は無理なの」

あたしが興奮気味に語ったらいささか緊張感の無い文治が

「あの〜おいらは、単なる情報提供者だよね?実行犯グループに名を連ねてるけど…」

なんて早くも保身にかかって来たけど…

「今の話は本当か?」

酒やけしたディープな声が聞こえて来た。