くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

「して朧殿…その者は?」

おいおい…もう忘れたんかよ

「狭霧が連れて来た殺し屋やん。十兵衛もう忘れたと?って言うか…ボケた?」

ボケ老人に冷たい朧…介護は絶対無理だな。

「ボケとは何じゃワシはまだ老いては、おらん!」

この2日間くの一に振り回されっ放しの十兵衛…やけに機嫌が悪い。

「あの〜おいらどうなるんですか?」

不安に思った文治が2人の会話に割り込んで来た。

「十兵衛は拷問したいらしいばってんが狭霧は、その必要無いって言いよぉけど…どうする?」

どうするって言われても…