くの一反省帖〜お殿様を守れ、オー!〜

幸い自白剤は、しっかり持って来ていた。

「う〜ん私ってしっかり者ね。狭霧や朧と違うっちゃけん」

そんな事言いながら少量ずつ酒や料理に混ぜる。

「数時間後には洗いざらい吐いてもらうわよ」

どうやら情報収集は私の1人勝ちやねってほくそ笑みながら

「お待たせしました。料理とお酒の追加で〜す」

と笑顔でゴロツキどもに料理を運びながら今回のMVPって事でお殿様から褒美として新しい着物買ってもらう事を夢見ていた。