何やってんだ俺。
髪をクシャっとしながら
考え込む____黒崎時雨(kurosaki shigure)
知らねぇ女部屋にあげて。
あまりにも、切なげな瞳をして
俺には、それが泣いてるように見えた
今にも、消えそうな程儚く綺麗だと思った
初めて女を綺麗だと感じた。
そんな女をほっとけなかったんだ。
だから、気がつけば声を掛けていた。
初めて聞く女の声は透き通る声だった。
完璧な容姿に美声。
ほっとく男は、いねぇだろうな。
でも、いくらいい女でも
俺には意味がない。
今まで、女なんてどうでもいい。
好きになったって、俺には..。