午前〇時

私は目が覚める

そして自分では想像もしてないことをやる

まるで私じゃない誰かが私の体をのっとってるような感覚だ

私自身はとても眠いのに自分の体は止まらない

私はいつの間にか服を着替えてた

真夜中の真っ暗闇のいろのコートをパジャマの上に羽織ってた

今は冬

こんな格好で外を歩いたら倒れてしまう。

でも自分の足は止まらない

止まるどころかスピードをあげる

タッタッタツ…

足音も微かにしかしない