その後も誰もいない廊下で泣き続けた。 「好きだよ」 そう呟いた声は、妙に廊下に響いた。 次の日。 やっぱり、誤解されたままは嫌だよ。 会いに行く。そして、また笑っていたいよ……。 私は、SHR が終わると一目散に図書室へ 向け走り出した。 椅子に座って待つ私。 でも、一時間、二時間すぎても大友君は図書室に来なかった。