「は、離して下さい……」 手を縦に振ってもびくともしない。 だったら、赤髪の男の人と距離を取ろうと思い少し離れると凄い力で引き戻される。 その時に、足がカクンとなってしまった。 慣れないヒールだから、どうやら、捻ってしまったみたいだ。 痛いし、怖いし、嫌だよ…… 誰か助けて…… 「あの、その手離してくれませんか?」 涙がたまっていて顔がぼやけて見える。 でも、この声って、た、高木君? 「何?今から、良いことする予定だから。離せれねーの」