座ったのは、いいけどお互い無言が続く。 冬の夜は、やっぱり冷える。 私は、長い沈黙を破って、 「大友君、あの女の人は誰?」 出来るだけ、静かに聞く。 大友君は、はぁーと白い息を出し、 「ーアイツは、元カノで俺が、地味男を作る原因となった奴」 「え……っ」 「話、聞いてくれる?」 私が、小さく頷くと大友君は、静かに話始めた。