着いたのは、中庭。 私は、ムスッとしたまま草を抜く。 ……何よ!大友の馬鹿。 ヘラヘラ笑っちゃってさ。 彼女は、私なのに……。 ……って、何この感情? ヤキモチ?それとも独占欲? ……どっちにしろ恥ずかしい感情だよ。 だけど、誰にも取られたくない。 そんな気持ちの方が強くて、私は教室へ向け歩き出していた。 教室に戻ると、やっぱり大友君の席には、たくさんの女の子達がいる。