「よし、出欠とるぞ。」 はぁ…私は、この時間が嫌いだ。 だって、 「児玉ー、児玉春乃ー」 「はい…」 人前で声を出さないといけないから。 うぅ、また声が小さくなちゃった… 「春ったら、相変わらず声小さいね」 笑いながら声をかけてくれたのは、親友の相田実咲ちゃん。 そして、春って言うのは私のあだ名。 実咲ちゃんは、とっても優しくて頼りになるんだ!