出会いはそう...君の友達が私と君を出会わせてくれたの。
「ねえ雪!今日私の彼氏とその友達とカラオケ行くんだけど雪も行こうよ!」
「そうだね、暇だし行く!」
事はすんなり進み夕方になって待ち合わせの時間に。
「あ、雪!こっちこっち!」
梨絵がいたのてそちらへ足を向けた。
「待たせてごめんね、いこ!」
梨絵に一声かけて店内へ入った。
予約していたみたいでその部屋の所へ二人で向かった。
「おまたせ!遅くなってごめんね!」
部屋のなかには四、五人の男がいた。
ぺこりと頭を下げて私も席へ座った。
梨絵は彼氏の隣に。
私は茶髪の男の人の隣に座ることになった。
「あの、俺山本淳っつーの。よろしくな、雪さん」
急に話しかけられたからビクッとなって
「あ、こちらこそ!杉村雪です!よろしくね!」
自己紹介のはずなのにとても戸惑ってしまった。

