無愛想彼女



教室に戻り、バッグを持って下校する。


下校してる途中も神埼さんのことを考えてて…


"どうやって落とす?"

とか

"何すればいいんだ?"

とか


そんなことばかりを頭の中を駆け巡っていた。


「ただいまー」


『おっかえり〜お前遅いじゃねぇーか』


家に帰ると、玄関まで迎えに来てくれたのは同クラで隣の家の幼なじみの梶原将大(カジワラショウタ)。


「お前、なんでいるんだよ」


靴を脱ぎながら質問する。


『いついてもいいだろ?俺ら幼なじみだろ?』

そういうことじゃねぇーんだよ…