無愛想彼女



あいつ…何してんのよ!!!


立ち上がり、成瀬大毅の元へ行く。


「ちょっと何の用!?」


『神埼さんの顔が見たく手来たってのもあるんですが、今日は別の用です』


…神埼さんの顔が見たくて…???

たぶん、私の頭にはハテナがたくさんあるだろう。


『明日、試合があるんで見に来てくれませんか?』


「…明日?試合?」


『そうです!…あ、俺バスケ部で明日の試合で次の大会のメンバーが決まるんです。来てくれませんか?』


明日は土曜日で学校は休みだし…特にすることもないから…


「いいよ、行く。けど…友達連れて来てもいい?」


さすがに1人は寂しいから彩夢も連れて行く。


『全然いいですよ!

それより神埼さんが来てくれるなら俺いつもより100 倍近く頑張れます!』


成瀬大毅はそれだけ言うと教室を去っていった。