魁部隊

実際に戦ったら、どこが人並みだよ!!というくらい、十分に強かった。


そりゃ颯さんの早さには叶わないかもしれないけど、律くんだってかなりのスピードで踏み込んでくる。


あたしが踏み込むと、律くんはすばやく反応して必ず受け止める。


そして、あたしがほんの少し体制を崩したその隙を狙って、打ち込んでくる。


あたしもそれを受け止めるけど、ずっとそれの繰り返しで、だんだん体力がなくなっていく。


「さすが、ですねっ。魁部隊に入ろうとするだけはあります……よっ!!」


でも、それは向こうも同じみたいで。


お互い、一度距離をとる。


息を乱しながら、律くんが楽しそうに言った。


「もしこれが真剣なら、俺はとっくに死んでいたでしょうね」


「そんなこと……っ!!」


言いながら、同時に踏み込んだ。