魁部隊

というか、誰もいない。


「あの、今日の稽古はあたしたちだけなんですか?誰も来ていないようですけど……」


気になって、おそらく自分のものであろう木刀を持った颯さんに訊ねる。


「あぁ。まだ時間帯が早いからな。そのうちに隊長と副長も来られて稽古をつけてくださるが……その前に、お前の太刀筋を見ておきたかったからな」


颯さんが、にやりと笑った。


その不敵な笑みに、背筋がぞぞぞっと震えた。


「あー…の、颯、さん……?」


「まずは打ち合いだ。どこからでもかかってこい」


ええええええええええっ!!!!?