魁部隊

「琥太郎。いるー?」


「おわっ!!?か、薫!?」


襖を開けると、慌てふためく琥太郎の姿。


「い、いきなり開けるなよ!!びっくりするだろうが!!」


「何言ってんのよ、女子じゃあるまいし」


寝巻き姿で、あちこち跳ねまくっている髪の毛を手で押さえながら、あたふたしている琥太郎に構うことなく、襖を閉めて布団の上に座る。


「あのね、あたし、やっぱり入ることにしたから」


「へっ!!?」


「だから、魁部隊。入隊するって、隊長たちにもう伝えてきたから」


「……」


ようやく話が読めたのか、琥太郎が真面目な顔になる。


「……そっか」


しばらくの沈黙のあと、琥太郎はそうぽつりと呟いた。