魁部隊

夜。


皆がそれぞれの部屋に戻って、一人きりになり、布団を敷いて横になった。


でも、眠ることができなくて、あたしは、風に当たろうと縁側でぼーっと空を眺めていた。


皆が寝静まった屯所は、しんとしていて、物音ひとつしない。


そりゃ、もしかしたら仕事をしている人もいるかもしれないけど。副長とか。


はあ、とため息をつく。


どうしようかな……。


自分で、自分がどうしたらいいのか分からない。どうしたいのかも、よく分からなくなってきてしまった。


正直、今さら家に帰ってどうしたらいいんだろうという気持ちがある。


残してきた置き手紙に、魁部隊に入ることを伝えてある。


さすがに、何も言わずに出たら大騒ぎになると思ったから。


でも、そんな、今さら家に帰れないという理由で、ここに残るべきじゃないとも思う。