魁部隊

「考えられる可能性としては、二つですね」


不意に副長が、指を二つ立てた。


「二つ?」


隊長が首をかしげる。


「一つは、何者かが遺体を持ち去った可能性。林は何も封鎖されているわけではありません。誰でも立ち入ることができる場所です。どんな人物であれ、何者かが遺体を持ち去った。どちらかというと、こちらの方が可能性としては濃厚だと思いますが」


「もう一つは、何だ?」


「その遺体が、まだ生きていて自分で移動した場合です」


「なっ!!」


「それはないです!!」


即座に琥太郎が反論した。


「あの遺体は確かに死ん……亡くなっていました!!止めをさしたのは確かです!!」


「ええ、あくまで可能性の話ですよ」


副長が苦笑した。