魁部隊

察したのか、恭介さんが、ぽん、とあたしの肩に手を置いた。


「……道、覚えてくれよ」


「そーそー。僕がちゃーんと案内してあげるから、さ」


さりげなくばしーんと恭介さんの手を振り払う直紀さん。


ほんとこの二人仲が悪いんだな。


「で、どこらへん?」


直紀さんがきょろきょろと辺りを見渡す。


「見た感じ、普通の林って感じだけど」


「えーっと、もう少し向こう、だったかなー?」


あたしが先頭をきって歩き出す。


「念のため聞いておくが、……大丈夫か?」


「恭介、そこは聞かないでおこう。あ、一応どこ通ったか覚えておいてね」


………聞こえてますからね!!


そりゃ不安かもしれませんけども!!