魁部隊

歩き出そうとするあたしの腕をつかんで、直紀さんがあたしの顔を覗きこむ。


すごい近距離に、思わず胸がドキッとした。


だって直紀さんって、すっごく顔が整ってるし。


まあそれは、見た限り魁部隊全員といっても過言ではないけど。


「僕と恭介って、同い年なんだよね」


「そ、それは聞きました……十八歳でしたよね?でもそれが何か……」


「なんで、僕は直紀『さん』なのに、恭介は恭介『くん』なの?」


「あ……」


そっか。


いくら本人が良いと言っていても、一つだけでも年上の人をくん呼びはダメだよね。