魁部隊

「ほらほら光くん、恭介くんの綺麗な銀髪がちぎれちゃうよ?」


「……綺麗?」


「うわっ」


何故か恭介くんの動きが止まり、光くんは離された衝撃で前のめりになる。


「光くん大丈夫?恭介くんも……あれっ、顔真っ赤ですよ!?熱でもあるんですか!?」


真っ赤な顔に心配になり、おでこに手を伸ばそうとすると、ずささささっ!と勢いよく後ずさりされた。


「い、いや、何でもない……!では、すまぬが光のことはお任せする……っ」


それだけ言うと、逃げるように元の席に戻っていった。




あたし、何かしたかな……?



「天然たらし」


ぼそっと琥太郎が何か言ったけど、良く聞こえなかったしまあいっか。


「えへへ~、じゃあ僕、ついでにおかずもこっちまで持ってくるから待ってて!!」


笑顔で言うと光くんも一度自分の席に戻り、一瞬周りが静かになる。