魁部隊

なんか可愛いな、光くん。


「こらっ、光!お前はまたちょろちょろと……!!行儀が悪いといつも言っているだろう!」


そこへやって来たのがこれまた先程光くんを叱っていた銀髪少年。


「うわっ、恭介ぇー。また来たのー?」


「少し目を離したすきにお前は何をやっているのだ!」


光くんをあたしと琥太郎の間から引っこ抜きながら、銀髪少年は律儀に頭を下げてきた。


「すまない。俺は恭介という。ほんの一歳違い故、呼び捨てにしてくれてかまわない。これからよろしく頼む」


「こちらこそよろしくお願いします」


お互いに頭を下げあってから、恭介くんが光くんを引っ張っていこうとする。


「ひどいよ恭介!僕もっと薫ちゃんとおしゃべりしたい!」


「だったら食事が終わってからにしないか!茶碗をひっくり返したらどうする!」


じたばたと暴れる光くんが、不意に恭介くんの長い前髪を引っ張った。


「痛ッ……」


「は~な~せ~!」


お互い意地になってるのかどちらも離そうとしない二人に呆れて、あたしは間に入った。