魁部隊

ほかの人たちはこの光景にはすっかり慣れきっているのか、にやにやしながら観戦している人、淡々と食事している人、様々だ。



こうして見てみると、ほんとに若い……っていうか、同世代っていうか、子供しかいない。


最年長は隊長で二十七だっけ。



「騒がしくてごめんねー。あの人たちいつもあんな感じだから」


茶碗を握りしめながらのそのそと寄って来たのは、さっきあたしに向かって「女の子だ」と叫んだ茶髪ふわふわの男の子。


「僕、光っていうんだ。薫ちゃんと同じ十七歳だよ」





――――――まさかの同 年 代 。



「騒がしいんだけどさ、僕兄弟とかいなかったから見てると面白いんだ。薫ちゃんは兄弟いるの?」


「ええっと……兄が一人」


「ふうん」


光くんは、あたしと琥太郎の狭い隙間からにゅっと顔だけ突き出して、もってきた茶碗からご飯を食べ始めた。


「琥太郎は?」


「俺は兄弟はいなかったな」


「そっか」