魁部隊

銀髪なんて初めて見た―――、大体黒髪か、茶髪か、まあ奏多さんは金髪だけど……。


「まあまあ、興奮するのも無理はないな。薫くんは可愛いからなあ」


隊長に言われて、思わず赤面する。


「あ、あの……、あたし、一応男物の着物を着てるんですけど、やっぱり男には見えませんか」


その勢いで聞くと、後ろで奏多さんがぷっと笑った。


「やっぱり見た目ごつくないし、分かるよー。別に女人禁制じゃないからかまわないんだけどね?男物の着物を着てきたのは動きやすいからだろ?」


「……はい」


「それにお前、最初に俺たちと出会ったとき、思いっきり『あたし』って言ってたぞ」


「……」


すでに席に座っていた颯さんからも突っ込まれて、しゅんと小さくなる。


「まあまあ、とりあえずお二人からは自己紹介をお願いしますよ」


副長が口を挟んで、やっと自己紹介をすることができた。