魁部隊

「交代までまだ時間がある。もう少し寝ておけ。疲れた顔をしているぞ」


どさりと隣に腰を下ろしながら、颯さんが言った。


「……でも、目が覚めちゃいましたよ」


「なら、せめて横になっていろ」


そう言われて、再び体を地べたに横たえる。


「……なお……」


「あれっ、薫ちゃん起きちゃったの?」


颯さんが何か口にしたのと同時に、奏多さんが歩み寄ってきた。


奏多さんも、颯さんと同じく前半は見張り役だったのだ。


「はい……。もう寝れそうもないので、せめて横になってました」


「そっか」


見張り役で起きている隊員達も、周囲を警戒しつつも同じく起きている仲間達と喋っている。


ちなみに、隊長と副長は前半後半関わらず休んでもらうことになっている。


二人はそんなことできないって言ったけど、二人に何かあるわけにはいかないしね。