魁部隊

「二人になってしまって大変だろうが、よろしく頼むぞ。今から誰かを人員に回したとて……」


「はい。いきなり戦場では、逆に被害が出かねませんから。分かっております。お任せください」


そう言って律くんは笑い、まるで忍者のようにその場から消えた。


「律くんは主に別行動になる。それでは皆、行くぞ!!」


「「「ぅおおおおお!!!」」」


気合いを入れるように叫んで、魁部隊の屯所から歩き出す。


遠ざかる屯所を一度だけ振り向いて、あとはただ前を向いて歩くように努めた。


「……怖いか」


あたしの隣を歩く颯さんが、こそっと聞いてきた。


「いえ、颯さんに、鍛えられましたから」


そう言って力瘤を作ると、颯さんもふっと笑った。