「おっそいぞぉ!!」
外に出るなり、奏多さんにちゃかされた。
「すみません!」
ほとんど、というかもうすでに戦場に行く隊員たちは全員待っていてくれたんだろう。
あとは、隊長だけ。
「おぉ、皆集まっているか。すまんな、遅くなって」
そう思った瞬間に、背後から隊長の声がした。
「隊長」
「ちょっと直紀のところに寄ってきてな。さあ、全員揃っているか?」
「ええ。あとは出立するだけですよ」
既に人数を数え終えていたのか、副長が隊長の隣に立つ。
「……直紀くんは」
「……わんわん泣いてなあ。僕も連れてってくれと……。だが、最後には必ず戻ってきてくれと弱々しいながらも笑みを見せてくれた。留守中は、情報部隊の凛くんが残ってくれる」
「凛と俺とで、情報を行き来させます。同時に、凛には直紀さんの見張りも」
目立たないようにだろう。黒装束に身を包んだ律くんが、隊長の前に膝まずいた。
外に出るなり、奏多さんにちゃかされた。
「すみません!」
ほとんど、というかもうすでに戦場に行く隊員たちは全員待っていてくれたんだろう。
あとは、隊長だけ。
「おぉ、皆集まっているか。すまんな、遅くなって」
そう思った瞬間に、背後から隊長の声がした。
「隊長」
「ちょっと直紀のところに寄ってきてな。さあ、全員揃っているか?」
「ええ。あとは出立するだけですよ」
既に人数を数え終えていたのか、副長が隊長の隣に立つ。
「……直紀くんは」
「……わんわん泣いてなあ。僕も連れてってくれと……。だが、最後には必ず戻ってきてくれと弱々しいながらも笑みを見せてくれた。留守中は、情報部隊の凛くんが残ってくれる」
「凛と俺とで、情報を行き来させます。同時に、凛には直紀さんの見張りも」
目立たないようにだろう。黒装束に身を包んだ律くんが、隊長の前に膝まずいた。

