魁部隊

ちょうど部屋を出ると同時に、琥太郎が呼びに来た。


その腰には、あたしと同じように二本の刀が差してある。


「……考えることは同じだね」


「こっちの古い方は保険だよ。主にはこっちの、新しい方を使うさ。お守りみたいなもんだし」


「お守りか」


皆で買ってくれたようなものだしね。


「ほら、さっさと行こうぜ。皆もう行ってるぞ」


まあ遅くなった理由は分かってるけど、と琥太郎は笑った。


たぶん、琥太郎も同じようにしばらく悩んだんだろう。


「よし、行こう!!」


二人で廊下を小走りに進む。


その間、会話はない。


初めての戦場に、恐怖がない訳じゃない。


でも、それ以上に、皆と一緒に、皆の役に立ちたいと、そういう思いの方が強くなってきていた。