「あ、あの……、直紀さんは……」
恐る恐る聞くと、隊長は悲しげに顔を伏せた。
「もちろん、戦場に連れていくわけにはいくまい。彼は、屯所に残ってもらうよ。もちろん、屯所をがら空きにするわけにもいかないから、何人か隊員を残しておこうとは思っていたが」
ということは、別に直紀さんは一人きりで残される訳じゃないんだね。
「良かった……」
あたしがそう呟くと、颯さんが苦笑いをしながらあたしの髪の毛をわしゃわしゃと撫でた。
「当然だ。あいつを一人にしたら、身体引き摺ってでも追いかけてきそうだからな」
「そっちですか!?直紀さんの身を心配してる訳じゃないんですか!?」
「あーあー、してるしてる。あいつが道中干からびないかどうか心配してる」
「ひっどい!!」
そう言って皆で笑う。
まるで、自分を、皆を元気づけるかのように。
恐る恐る聞くと、隊長は悲しげに顔を伏せた。
「もちろん、戦場に連れていくわけにはいくまい。彼は、屯所に残ってもらうよ。もちろん、屯所をがら空きにするわけにもいかないから、何人か隊員を残しておこうとは思っていたが」
ということは、別に直紀さんは一人きりで残される訳じゃないんだね。
「良かった……」
あたしがそう呟くと、颯さんが苦笑いをしながらあたしの髪の毛をわしゃわしゃと撫でた。
「当然だ。あいつを一人にしたら、身体引き摺ってでも追いかけてきそうだからな」
「そっちですか!?直紀さんの身を心配してる訳じゃないんですか!?」
「あーあー、してるしてる。あいつが道中干からびないかどうか心配してる」
「ひっどい!!」
そう言って皆で笑う。
まるで、自分を、皆を元気づけるかのように。

