魁部隊

「以前振る舞われた黒焦げの卵焼きを料理というのなら勝手にそう思っとけ。だが、張り切って料理まで練習してこれ以上二人の相違点をなくすなよ」


そこまで言うってことは、それほど似てるってことなんだ……。


双子って言葉は知っていたけど、実際に見たことはないから、会うのがちょっと楽しみかも。


それに、女子一人じゃないってことだけで、結構安心だしね。


別に不安があったわけじゃないけど。







「さあ、着いたぞ。今の時間なら、全員起きているだろう」


しばらく歩いてたどり着いたのは、こじんまりとした建物。その横に、廊下でつながれて小さい道場もある。


「あれ?王都の中にあるわけじゃないんですね」


琥太郎がぽつんとつぶやいた。


確かに、王都に入る城門はくぐらなかった。


「ええ。最初は王都の中にあったのですが、いろいろと諸事情がありまして。今はここが屯所となっているのですよ」


副長が困ったように笑った。