魁部隊

ここまでで、二枚目が終わった。


全員が全員、暗い顔をしてうつむいている。


そんな中でも、気丈にも声を張り、隊長はめくって三枚目をあらわにした。


「……」


「……くしゃくしゃですね」


その紙を見て、副長が顔をしかめた。


紙がくしゃくしゃだったのが気に入らなかったのではない、何が起こったのかという心配からだ。


「それだけじゃない。これは机で書いたものではないな。……文字も薄いし、あいつとは思えないほど乱れている」


「とにかく続きを」


促されて、隊長が、時々解読に迷いながらも読み始めた。


「とうとう手紙が回って来た。手紙をそのまま同封しておく。


手紙をもらったものが、戻ってきたという情報は入っていない。おそらく、実験台に使われたのだろう。


だが、俺はなんとしてでもこの報告書を魁部隊まで届けるつもりだ」


そして、その手紙というのが、四枚目のそれだろう。


そして、三枚目のその続きには、おそらく、隠れながら書き綴ったのだろう、例の蔵の中での出来事も書いてあったようだ。