「おお!ここにいたか!あんまり帰りが遅いから、探しに来てしまったぞ!」
「まったくあなたは……。いつになったら隊長としての自覚が出てくるのでしょうね。せめて、誰か一人でもいいから連れて出歩いてくださいね」
副長が呆れたように息を切らしている隊長(確定)の背中をぽんぽん叩いている。怒っているようで、隊長を見つめる視線は優しい。
本当に慕っているんだな……。
隊長は身長が高くて筋肉質だし、短く切り込まれた髪の毛で外見はちょっと怖そう―――だけど、ちらっと見えた目元は優しい人のそれだった。
「隊長。遅くなってしまい申し訳ありません」
「おお、颯!いやなに、俺が勝手に飛び出してきてしまっただけだ!おかげでいい運動に……ん?そこの二人はどちらさんだ?」
ばんばん颯さんの肩をたたきだした隊長の視線がこちらに向けられる。
さすがに怪しまれるのかと思いきや、隊長はにかっと笑った。
「総の隠し子か?可愛い……ぶほっ」
「そんなわけないでしょう隊長。あなたと二つしか変わらない私の歳も考えてください」
あれ?
副長が綺麗な笑顔で隊長の背中をつねっているように見えるんですけど……。
しかもなんかオーラが黒い。
「す、すまんすまん!悪かったぁ!」
「そうですか。分かってくださって良かったですよ」
怖い。
副長は怒らせたらだめだと、あたしと琥太郎は屯所にたどり着く前から学んだ。
「まったくあなたは……。いつになったら隊長としての自覚が出てくるのでしょうね。せめて、誰か一人でもいいから連れて出歩いてくださいね」
副長が呆れたように息を切らしている隊長(確定)の背中をぽんぽん叩いている。怒っているようで、隊長を見つめる視線は優しい。
本当に慕っているんだな……。
隊長は身長が高くて筋肉質だし、短く切り込まれた髪の毛で外見はちょっと怖そう―――だけど、ちらっと見えた目元は優しい人のそれだった。
「隊長。遅くなってしまい申し訳ありません」
「おお、颯!いやなに、俺が勝手に飛び出してきてしまっただけだ!おかげでいい運動に……ん?そこの二人はどちらさんだ?」
ばんばん颯さんの肩をたたきだした隊長の視線がこちらに向けられる。
さすがに怪しまれるのかと思いきや、隊長はにかっと笑った。
「総の隠し子か?可愛い……ぶほっ」
「そんなわけないでしょう隊長。あなたと二つしか変わらない私の歳も考えてください」
あれ?
副長が綺麗な笑顔で隊長の背中をつねっているように見えるんですけど……。
しかもなんかオーラが黒い。
「す、すまんすまん!悪かったぁ!」
「そうですか。分かってくださって良かったですよ」
怖い。
副長は怒らせたらだめだと、あたしと琥太郎は屯所にたどり着く前から学んだ。

